前回は、機能設計のスクリプトによる自動化を学びました。
今回は、前回学んだスクリプトを活用しながら機能を作っていきます。
レコードの作成機能
レコードの新規作成をスクリプトで行うことを想定した場合。
どのレイアウト上で実行するかで結果が変わってくるため、コンテキストがとても重要。
そのためスクリプトステップの順番などは、しっかりと設計する必要がある。
例 タスク詳細のレイアウト上⇨新規タスクが作成
担当者のレイアウト上⇨新規担当者が作成
ポータルのレコード(関連レコード)作成機能
タスク詳細のレイアウト上に、担当者ポータルと添付ファイルポータルがある場合を想定する。

1、shift ⌘ S スクリプトワークスペースを開く
2、[新規スプリクト作成]ポータル内のレコード作成を想定しながらスクリプトステップを設定していく。
<スクリプトステップの一例>
フィールドへ移動[タスク添付ファイル :: 説明]
ポータル内の行へ移動[選択;オン;最後の]
ファイルを挿入[挿入;内容を表示;可能な場合圧縮;タスク添付ファイル ::
添付ファイル]
※ポータル内の行へ移動[選択;オン;最後の]を一行目にすると、同じレイアウト上にポータルが2つ以上ある場合、どのポータルか判別できない。↓↓↓
そのため、添付ファイルポータル上にしか無いフィールド(説明)を設定することで、そこに移動できる。⇨新規追加の場合は一番最後の行を指定⇨添付ファイルを挿入 を繰り返す。
ポータルのレコード(関連レコード)削除機能
1、shift ⌘ S スクリプトワークスペースを開く。
2、[新規スプリクト作成]新規スクリプト名を入力。
スクリプトステップを設定していく。
※ポータル内の行を削除[ダイアログあり:オン]
3、⌘ S 保存
4、⌘ L レイアウトモードに切り替え[削除]ボタンを作成、配置。
ポータルのレコード削除ボタンは共通利用できる。
ポータルの削除ボタンは、特定の行に配置することで、どのレコードを削除するか指定するため、同じボタンを違うポータルのレコード削除ボタンとしても使える。
ボタンアイコン
ボタンにアイコンを付けることで、一目で分かりやすいレイアウトが可能
※特にFileMaker GoでiPhonなどの小さな画面にレイアウトする場合に有効。
アイコンのみを表示したボタンを使うことで、限られたスペースの節約になる。
1、⌘ L レイアウトモード
2、ボタンをダブルクリック
3、[ボタン設定]ダイアログの上段で、ボタンアイコンを使った表示の選択ができる。
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