前回は、機能設計の値一覧コントロールスタイルについてまとめました。
今回は機能設計の中でも、レイアウトに表示することに焦点を当てて学んでいきます。
レイアウト専用ツール
入力ではなくレイアウト表示を目的とした場合に使用するツール。
マージフィールド
マージフィールド >>> 自動で余白を切り詰めて表示する。
入力用ではなく、フィールドの内容をレイアウトに表示したい場合に使う。
1、⌘ L レイアウトモード
2、表示させたい場所をクリック。
3、option ⌘ M [マージフィールド] 「フィールド指定」ログが表示。
4、どの値を表示させるか選択。[OK]
●外観の設定
1、右パネル[外観タブ]
2、フォントサイズや色を設定。
3、⌘ S 保存。
住所の印刷の際などに、マージフィールドを使うことで《都道府県》《市区町村》《番地》
都道府県、市区町村、番地などに空欄を発生させずに綺麗なレイアウトで表示しできる。
記号の挿入
1、⌘ L レイアウトモード
2、表示させたい場所をクリック。
3、[挿入]表示させたい記号を選択。
例 [挿入][日付記号]を選択。
レイアウト上に{{日付}}と表示される。これは文字列になっている「今日は、{{日付}}です」
と設定する。するとブラウザモードで「今日は、2021/01/28です」と表示されるようになる。
●外観の設定
1、右パネル[外観タブ]
2、フォントサイズや色を設定。
3、⌘ S 保存。
データを印刷する場合、印刷日の記録が必要になる場合などに設定しておくと、毎回記入する必要もなく、記入忘れなどが起こらない。
<記号の種類>
日付け
時刻
ユーザー名
ページ番号
レコード番号
その他の番号
ポップオーバー
レイアウトの拡張機能のようなもの。
ポップオーバー >>> クリックしたフィールドを拡大表示してくれる。
●ポップオーバーボタンの設定。
1、⌘ L レイアウトモード。
ステータスツールバーの[ボタン]アイコンを長押しクリック
2、[ポップオーバーボタン]をクリック。ボタンを配置したい位置をドラッグで指定。
3、[ポップオーバーボタンの設定]ダイアログが表示。
- アイコンの表示設定
- アイコン指定
- 吹き出し位置
- 表示テキストの入力
4、ダイアログを閉じる。
●ポップオーバーの設定。
1、左タブから表示させたいフィールドをドロップで配置。
2、右タブ[データタブ]
「フィールド入力」の「ブラウズモード」を オフ(表示専用のため)
[データの書式設定]の「書式」を「枠に合わせてイメージを拡大 / 縮小する」を選択。
ボタンバー
1 つの機能ごとに 1 つのボタンを作成していくと、ボタンの数が増えるに従って、レイアウト上で
整列、順番を考えるなどの手間が増える。
ボタンバー >>> ボタンをグループ化することで変更や、整理がスムーズになる。
1、⌘ L レイアウトモード。
ステータスツールバーの[ボタンバー]アイコンをクリック。
2、ボタンを配置したい位置をドラッグで指定。
3、[ボタンバー設定]ダイアログが表示。
指定した複数のボタンそれぞれに機能を割り当てる。
※[処理:]でボタンをクリックで行われる処理を選択する。
※[アクティブセグメント:]を設定すると、レイアウトの行き来にボタンバーを使用した場合、「い
まどの画面にいるのか」をボタンバーで強調表示することができる。
ボタンバーのボタン数は 1 つから設定して、いつでも増減することが可能。
ただしボタンオブジェクトは、あとからボタンバーオブジェクトに変更することがでない。
ボタンはなるべくボタンバーで作っておくと良い。
タブ順の設定
tabボタンの移動の順番を変えることができます。
1、1、⌘ L レイアウトモード。
2、[レイアウト]-[タブ順設定 …]を選択。
3、[タブ順設定]ダイアログが表示。
4、必要があればタブ順を変更(白い矢印マークの中の数字を変更)[OK]
<移動するキーの設定>
タブ順の移動に使用するキーを[Tab]キー以外の[Enter]キーと[return]キーを指定することもできる。
右パネルの「データタブ」内の[動作]の「次のオブジェクトへの移動に使用するキー」で、レイアウト上でフィールドごとに設定。
※フィールドの移動に[return]キーを設定した場合、そのフィールドに return、つまり改行を入力することができなくなる。
<日本語入力種類(インプットメソッド)>
フィールドへの入力時に、日本語入力の種類が自動で切り替わる設定ができる。
例 「メールアドレス」フィールドで自動で英数半角モードになり、
「姓名」フィールドでは日本語モードになる。
右パネルの「データタブ」内の[動作]の「インプットメソッドの設定」で、レイアウト上でフィールドごとに設定。
<タッチキーボードタイプ(FileMaker Go)>
FileMaker Go で使用されるファイルであれば、状況に応じたキーボードを表示するように設定できる。
パネルの「データタブ」内の[動作]の「タッチキーボードタイプ」で、レイアウト上でフィールドごとに設定。
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