FileMaker 【18】計算式(レイアウトの世界)

前回は計算式の中でも構造設計(データの世界)の計算式について学びました。
今回は画面設計(レイアウトの世界)の計算式について学んでいきます。

レイアウトの世界の計算 

画面上での計算。
レイアウトの計算 >>> 必要な計算タイプ:論理値 となっていいる。
 
計算式が間違っている場合に、ボタンを非表示にする。
計算があっている場合に、文字色を赤色にしたい。
↓↓↓
計算式の真偽(論理値)1か0で判定。

※どのテーブルオカレンス上で計算しているかが重要になってくる。

レイアウトの世界の計算式をつくる

条件書式

何かしらのレイアウト上のレイアウトオブジェクトに対して計算式を設定する

「計算 _ 期限までの日数」を例にあげて解説します。
期限が過ぎている場合は「あとー〇日です
過ぎていない場合は「あと○日です」

●レイアウトの設定

1、⌘ L レイアウトモード
2、テキストオブジェクトを配置。
「計算 _ 期限までの日数」フィールドの左側に「あと」右側に「日です!」と入力したテキストオブジェクトを配置。
3、「あと」「日です!」を指定。ダブルクリック。
4、[書式]-[条件付き …]メニューを選択。
5、「選択されたオブジェクトの条件付き書式」ダイアログが表示。
6、[追加]をクリック。[条件]の下「計算式が」を選択し、その右側に計算式を入力。
または、[指定…]をクリック。「計算式の指定」ダイアログが表示、計算式を入力。
タスク管理 :: 期限 < Get ( 日付 )
今日の日付より期限が小さかった場合(期限切れ)1「真」。それ以外0「偽」。
7、[OK]
8、[書式]真の場合どういう表示に変化させるか設定。
赤文字、太文字 など。[OK]
9、⌘ S 保存。過ぎていない場合は

※関連したレコードの値を使って判定したい場合。
紐づいたテーブルオカレンスから届く値は使用することができる。

レイアウトオブジェクトを隠す

期限が過ぎている場合だけ「経過○日」と表示。
過ぎていない場合は「○日」と表示。

●フィールド作成

「計算 _ 期限までの日数」を例にあげて解説します。上記を参考にし5、までは同じ手順。
6、での計算式が変わる。
Abs ( 期限 – Get ( 日付 ) ) → [索引オプション]は非保存
で、計算結果がプラスでもマイナスでも絶対値となる。
7、[OK]

●レイアウトの設定

1、⌘ L レイアウトモード
2、「超過」と入力したテキストオブジェクトを配置。
3、右パネル[データタブ]
[動作]の下「次の場合にオブジェクトを隠す」 >>> そのオブジェクトをレイアウト上で隠すことができる。


3、鉛筆タブをクリック。計算式を記入。
タスク管理 :: 期限 => Get ( 日付 )
※期限日を超えていない場合、レイアウト上でオブジェクトを隠すという意味になる。
4、⌘ S 保存。

期限以外にも考慮が必要

タスクにはステータス(進行中、保留中、延期、キャンセル、完了)がある。
完了、あるいはキャンセルされたタスクなのに、期限についてレイアウト表示がされるのはおかしい。
それを考慮した表示に設定する必要がある。

<条件付き書式>(超過していたら条件付き書式が動作する)
タスク管理 :: ステータス = ” 完了 ”
or
タスク管理 :: ステータス = ” キャンセル ”
or
タスク管理 :: 期限 < Get( 日付 )

<レイアウトオブジェクトを隠す>(超過していなかったら非表示が動作する)

タスク管理 :: ステータス = ” 完了 “
or
タスク管理 :: ステータス = ” キャンセル “
or
タスク管理 :: 期限 => 日付 )

  

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