FileMaker 【22】出力と集計(集計)

前回は、データの出力について学びました。
今回は集計について学んでいきます。

集計

例えば、ステータスごとの「集計」を表示させることも可能です🙂

集計に必要な要素(集計に必要なステップ)

  • 集計タイプフィールドの作成(データの世界)
  • 総計・集計パートの作成(レイアウトの世界)
  • ソート(機能)

集計タイプのフィールドの作成

1、shift ⌘ D [データベースの管理]ダイアログで「タスク」テーブルにフィールドを作成。
・名前「集計 _ ステータス件数」
・タイプ「集計」

2、フィールドを作成すると[集計フィールドオプション]ダイアログが表示。
[カウント]をクリックします。
[使用できるフィールド]で「ステータス」フィールドを指定。
[OK]をクリック、オプションのダイアログを閉じる。

集計用フィールド
複数のレコードの値をカウントしたり、小計、平均、総計を計算する。

<集計タイプのフィールドの計算方法>

方法内容
合計指定したフィールド内の値の合計を計算します。
平均値指定したフィールド内の値の平均を計算します。
カウント指定したフィールドに値が入力されているレコードの数をカウントします。
最大値指定したフィールドの最大値、または最も新しい日付、時刻、タイムスタンプを
検索します。
最小値指定したフィールドの最小値、または最も古い日付、時刻、タイムスタンプを検
索します。
標準偏差指定したフィールド内の値が対象レコードでどのくらい分散しているかを計算し
ます。指定したフィールド内の値の平均値から標準偏差が計算されます。
合計に対する比指定したフィールド内のある値が全体の値の合計に占める割合を計算します。
一覧空白以外の値の改行で区切られた一覧をフィールド内に作成します。
集計タイプのフィールドの計算方法

総計・集計パートの作成

1、 ⌘ N [新規レイアウト / レポート]メニューを表示。
・[レコードを表示]で「タスク管理」
・[レイアウト名]は「集計タスク一覧」
・[コンピュータ][レポート]を選択して[続行]をクリック

2、[小計を含める]、[総計を含める]が オン のまま[次へ>]をクリック。

3、[フィールドの指定]
以下を右側に移動して[次へ >]をクリック。
・タスク
・ステータス
・カテゴリー
・期限
・優先度

4、[区分けフィールドによるレコードのグループ化]何でグループ分けするか
「ステータス」を右側に移動して[次へ>]をクリック。

5、[レコードのソート]
以下の設定。[次へ>]をクリック。
・ステータスを 値一覧「ステータス」の順
・期限を 昇順
・優先度を 値一覧「優先度」の順

6、[小計を指定]
[集計フィールド]を「集計 _ ステータス件数」に[区分けフィールド]は「ステータス」、[配置]は「レコードグループの前部」にして[小計を追加]ボタンをクリック。。[次へ>]をクリック。

7、[総計を指定]
[集計フィールド]を「集計 _ ステータス件数」に、[配置]は「レポートの前部」にして[総計を追加]ボタンをクリック。[次へ>]をクリック。

8、[ヘッダおよびフッタの情報]ではなにもせず[次へ>]をクリック。

9、[完了]をクリック。

ソートの設定

集計用のレイアウトでは、指定した順のソートを行わないと正しい結果がでない。

1、⌘ S [レコードのソート]指定した順のソートの設定をする。
・ステータスを 値一覧「ステータス」の順
・期限を 昇順
・優先度を 値一覧「優先度」の順

↓↓↓ボタンでソートをスクリプトで実行させることも可能

1、レイアウトモードに切り替え。
2、ボタンバーを作成。
[処理:][単一ステップ]ボタン処理ログ表示。
3、スクリプトステップ記述。
レコードのソート[記憶する;ダイアログあり:オフ]
4、[OK]

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