前回は、集計を出力する方法としてPDF保存について学びました。
今回は、集計の一部とも言えるグラフとウインドウについて学びます。
クイックグラフ
クイックグラフ >>> 表形式またはリスト形式から作成できるグラフ。ブラウズモードで表示中のデータについて(ソートの状況などにより)グラフが表示される。
<作成方法のステップ>
集計作成のステップとほぼ同じです。
①レコードをソートしてグループ化
②グラフ内訳設定 / (集計の場合は表示するためのパート設定をした)
③区分けごとに集計フィールドで集計
上記の流れに沿って実際に作成してみます。
①レコードをソートしてグループ化
- 「タスク」レイアウトを表示して全レコードを表示。
- 「ステータス」のフィールドラベルをクリック。
- [値一覧に基づく順位でソート][ステータス]を選択。
②グラフ内訳設定
- 「ステータス」のフィールドラベルをクリック。
- [ステータスのグラフ…][グラフ設定]ダイアログが表示。設定を行う。
・[タイプ]を「円グラフ」
・[凡例を表示]に オン
・[グラフに値を表示]に オン
・[実際の値]に オン
[スライスデータ]とは、設定したフィールドにあるラベルやデータを使うもの。 - [レイアウトとして保存 …]をクリック
レイアウト名を記入し[OK]
グラフが書かれた新しいウインドウが表示される。
③区分けごとに集計フィールドで集計
グラフ作成時に集計フィールドが自動作成される。
クイックグラフ作成時に以下が自動生成される。
- 集計タイプのフィールド
- スクリプト
- レイアウト
便利ではあるが、意図してない場合にもこれらが作成されるので注意が必要⚠️
ウインドウスタイル
円グラフのウインドを表示する方法を学びます。
ウインドウスタイル >>> ウインドウの表示スタイル。
<ウインドウスタイルの種類>
タイプ | 説明 | 用途例 |
ドキュメント | 通常の新規ウインドウ | 内容を見比べる 同時進行 |
フローティング | 新規ウインドウが最前面に表示される | ヘルプ画面 常に参照 |
ダイアログ(モーダル) | 新規ウインドウが最前面に表示される 他ウインドウは編集不可 | 処理が終わらないと次処理にいけない 閉じ方注意⚠️ |
カード | 新規ウインドウが最前面に表示される 親ウインドウは編集不可 | 親だけ色を変えるなどの親を意識した表示 処理の限定 閉じ方注意⚠️ |
カードタイプ
今回の円グラフをカードタイプのウインドウを使用して表示させてみます。
●スクリプト設定
1、スクリプトの修正
shift ⌘ S スクリプトワークスペース
「ステータスカウント」スクリプトを指定。
全レコードを表示 //…①
レコードのソート[記憶する;ダイアログあり:オフ]
①どんな状況でも全レコードに対し正しく表示させたい。
(絞り込み検索などで、対象のレコードが変わっていたとしても)
2、新規スクリプトを作成
スクリプト名「タスクのステータス集計」
新規ウインドウ[スタイル:カード;名前:" タスクのステータス集計 "
使用するレイアウト:「ステータスカウント」(タスク)] /…①
ギア⚙マーク選択。オプション設定
・[ウインドウスタイル]「カード」を選択
・[ウインドウ名]「タスクステータス集計」と入力
・[レイアウト][レイアウトの指定] グラフ「ステータスカウント」選択
・[位置(上端から)]は、「0」]
・「ウインドオプション」「閉じる」「親ウインドウを単色表示」選択
※「閉じる」を選択しないと、ウインドウの閉じる手段がなくなる。
3、[OK] ⌘ S 保存
●ボタン設定
ボタンバーのセグメントを追加する。
[処理][スクリプト実行] 新規作成した「タスクのステータス集計」を選択
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